節分の日。
子どもがいると、鬼の面を作って豆まきをするようになるんですね。
今年は3回、豆まきをしました。節分の日にわが家で、2回目は保育園で、3回目は親子サークルで。
親子サークルで鬼の面を作り、丸めた新聞紙を鬼に向かって投げる時、息子はまるで、「鬼さんに向かって投げていいのかな?」というふうに戸惑っていました。
鬼のお面をかぶったスタッフやわたしに向かって元気よく投げる子ども達の中で、新聞紙を持ったまま困ったような表情をする息子。鬼さんがかわいそうと思ったのでしょうか。
保育園の豆まきでも鬼に向かって投げるのをためらっていたそうです。
うわあ~、やさしいなあ~。
でも、なぜか、おじいちゃんの髪のない頭は、遠慮なくたたくのです。小さな手で嬉しそうに「ぺちん!」と。
それを見るたび、笑い過ぎて涙が出るのを超えてアゴが外れそうになります。
話を戻して、わが子が保育園に行って静かな昼間、紙コップの鬼を見ると、小さな人差し指を頭にのせて、ふたつのこぶしを縦にとんとんと合わせる息子を思い出し、ほっこりします。
「おに、つくった」という手話です。
来年はどんな鬼さんがわが家に来るのかな。
そして、息子はまた豆を投げるのを躊躇するのだろうか?
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